アベンジャーズ:エンドゲーム
ネタバレが解禁(2019/5/6)だそうなので。
ネットでは「観に行く前にMCU全21作品を予習しとけ」とか「OOと△△は観とけ」とか言われてたけどぶっちゃけオタクしかそんなことやる奴はいないと思う。
因みに自分が観た作品は、以下のこれだけ。
・アイアンマン1~3
・キャプテンアメリカ、WS、CW
・キャプテンマーベル
いや殆ど観てねーじゃん!って突っ込まれる程度には観てないね、これね。
でもMCUに惹かれたきっかけは地上波でアベンジャーズを観た時だし、その時も「うわ~なんか人いっぱい出てきてよくわかんねーけど、面白そうな映画だな」って感想だった。そしてその後にとりあえずアイアンマン借りて観ようって流れ。
確かにNO知識とか人伝知識だけでエンドゲーム観に行ったら流石につまらないと思うし、せめてアベンジャーズシリーズは観た方が良いかなって。
あと自分もそうだったけどマジで登場人物多すぎて訳わからなくなる。何より厄介なのが、メインだけじゃなくサブまで大量に出てくるってこと。
例えば、アイアンマン1人を知っていてもアイアンマンの周りの人間まで登場して結構活躍したりキャプテンアメリカのサブキャラとして出てきた人と交流してる、ってことが滅茶苦茶ある。相関図なんか作れたもんじゃない。
あと個人的にガーディアンズオブギャラクシー観といて良かったとは思った。
MCU作品において欠かせない存在である、「石の存在」と「宇宙勢力(他惑星)」が一番関わってくる作品だと思うし、サノス出てきて分かりやすいなと。だって「あ、彼らは宇宙にいる青いでかい奴と戦ってるのか」って理解するのが限界だからね。
そんで観た感想としては、やっぱり先に観とけば良かったなって作品がでてきた。自分としては、「スパイダーマン」と「アントマン」のシリーズ。アントマンは中心人物として、スパイダーマンは次回作のFFHに深く関わってくる。スパイダーマンに至っては、ネタバレ解禁の5/6以降に映画館でEG上映後にFFHの予告流しちゃうし。視聴者の心臓をとことん抉ってくる感じね。こわいね。
あとEGには恐らくドはまりしているファンなら気付くであろう伏線回収やら役者の事実に基づくアドリブやらの要素がふんだんに施されているのが、自分程度の知識量でも気づけた。
=====以下、内容について軽くネタバレ=========
ペッパーにはマジで驚愕したしかっこよくて惚れた。
ストーリーとして過去に戻るってのは良かった。集大成感もしてたし。マジで時系列ごっちゃになって頭混乱したけど。あとSF作品で皮肉るの最高。
アントマン観てないからスコットがどんな人物なのか知らずに観たけど、凄く興味湧いたし、アホっぽいのに頭良いというキャラ設定が良い。
キャロルの新しい髪形がとても良い。よりジェンダーレスになって強さ増してた。
てかぶっちゃけキャロルとワンダが強すぎてもう二人だけでいいんじゃないの、状態。
もうマジでヴォーミアの地失くせよ。ここに石取りに来るメンバーがクリントとナターシャだと理解した瞬間に苦しくてしょうがなかった。
なんか、あれだよねもう全体的に苦しいよね観てると。辛すぎだよな?
どうしてこんな終わり方なんだ、、と思いつつ逆にこれしかねぇわとも思うし。
恐らく観終わった誰もが思ったんじゃねーかと推測する、「もう一回アイアンマン観直そうかな」という感想。
ずっとアベンジャーズって世界最初のヒーローであるキャプテンアメリカが主役の物語かなあと思ってたけど違ったんだな。
アイアンマンの物語だったんだな、と。
彼の人生だったのではないかと、気付いた。
だからこそね、「I am Ironman」ってセリフとか、父親が大義の為に自分を投げうった人物であったこととかが今更になってやっと意味を理解して、響いてくる。
結局、トニー・スタークという人は、大義の為に自分を犠牲にしたし、それはもうかなり前から決めていた覚悟だったんだろうと気付かされる。
そしてその意思を継ぐに値するのが、弟子である「スパイダーマン」だと。ピーターはトニーの背中をずっと見て追いかけていたから、トニーにかけた最後の言葉の中でトニーを責めるようなセリフは吐かないんだよな。すげぇよ。FFH楽しみだなあ。
まだしっかり内容が飲み込めていないから、過去作少し予習してもう一度観に行きたい。予習必要なんじゃねーかという意見には「オタクなので許せ」と返しておく。
因みに、観た直後の自分の感想はアイアンマン観なきゃ以外にもう一つ。
「これもう一回観に来たらラスト変わってたりしねーかな」
こんなこと思ったのは初めてかもしれない。公式が提示してきたものを受け入れるって何も成す術がないからね。なかなか立ち直れないよね。
やっぱ、つれぇわ。
バンブルビー
でーんででんでーん、、、キーンキーンでお馴染みのトランスフォーマー。
2007年の映画TFではサムと出会って3部作続けて相棒として敵に立ち向かっていたけど今回はサムに出会う前に地球にいたバンブルビーが女の子に拾われてたって話。
個人的には良かったと思う。相棒の女の子、チャーリーとの出会い~別れまでが上手くまとまっていたと思うし、TFシリーズ好きにはたまらん瞬間があった。
そもそもB-127って名前だったのをチャーリーが命名したり、音声機能潰されてラジオで会話するようになったりしてて楽しい。というか何よりビーが可愛いってことに尽きる。ロボットの体育座りとダンスがこんなに可愛いとはな。
自分は原作アニメを見たことなくて実写映画から入ったにわかだけど、ロボットは結構好きなので、今作で戦闘シーンがあまり動いていなかった気がしてそこは悲しかった。
因みにコンボイことオプティマスもビーもデザインが原作アニメの「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」に似せているらしく、原作ファンには優しい仕様になってる。実写映画とデザイン違うなって思ってたけど、そういうことかと納得した。
サイバトロン星でオプティマスとビーが話してるシーンとかまるでアニメかな?って出来だったしね。地球に着いてからは機械っぽいように感じるんだけどね。
もっと撃ち合い多めの戦闘や変形シーン多くても良かったなーとか思うけど、そもそものテーマが人間との出会いだろうし、そこはしょうがないのかな。ロボットが好きで観に来る作品ってよりは、TF良く知らないorTF好きだけど戦闘別に…って女子には凄く好まれそうな映画でした。自分はTF1作目が1番かな。
キャプテンマーベル
GWにはアベンジャーズ:エンドゲームが上映開始なわけで、
それに併せてこのタイミングで上映されたキャプテンマーベル。
正直女性主人公という点においては、以前観たワンダーウーマンが自分の中では拍子抜けだったから、今作にあまり期待は無かった。
実際観てみたらマーベル作品割りと追いかけてた人にとっては、観といて損はないんじゃないかと思う。というかマジでエンドゲームにつなげる前座にしてきたなと、感じた。アベンジャーズ知ってる人が楽しめる小ネタににやつく程度には楽しめるんじゃないかな。エンディング迎えたらキャップやナターシャ達の元に現れるし、アベンジャーズIW観た人ならポケベルのこと思い出して「あっ!」ってなるしね。
ポケベルと言えば、今作はキャプテンマーベル誕生物語というよりアベンジャーズプロジェクト始動の物語って立ち位置だったな。主人公キャロルってかフューリーじゃねーか。キャロルの可愛さに釣られて劇場行ったのに結局覚えてることと言えば、フューリーのおっさんのおちゃめさと猫とジュード・ロウの顔だけだわ。
でもしょうがないよな、だってキャロル自身の描写としては、TUEEEって感じは無くて、周りの敵よりはちょっと強いかな、うん、てか敵弱くね?みたいなレベルだったじゃん。あと宇宙での戦闘シーン割りとダサかったし、敵強い勝てない→仲間の協力や工夫をしてなんとか倒そう→ぎりぎりだけど勝てた、みたいなヒーローものの王道パターンが存在しなかった。そこはもうちょっと頑張って欲しかったかな。だってエンドゲームでみんなと合流してサノス倒さなきゃいけない未来を考えるとさ、ほんと、勝てなくね?助っ人になってる?って心配しちゃうからね。サノス強いからね。IWの主人公だったからね。もはや。
それでもワンダーウーマンみたいに無駄に恋愛要素ねじ込んで女性でもヒーロー出来るんやで!みたいな女らしさが一切無かったのでそれは良かったな。
寧ろ幼少時代に女性を理由に馬鹿にされてた回想あったし、男女平等を訴えてる2019年現代を物語っていたと思う。アメリカの映画はいつも時事問題取り入れるよね。そういうところ本当好きです。
あと何度でも言うけどジュード・ロウの顔が良い。